ファクタリングの仕組みについて

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ファクタリング:仕組み

企業の資金調達手段として近年注目されているのが「ファクタリング」です。インターネット広告などで盛んに宣伝されており、大小様々なファクタリング会社が誕生しています。

 

大手銀行や地方銀行などでも取り扱いを行う先も増えているファクタリングとはどのようなものなのでしょうか?

 

ファクタリングとは?

通常、企業間の販売・仕入では資金取引ではなく「掛け」によって売買が成立します。「掛け」により「売掛債権」が発生しますが、売掛債権の支払いのタイミング、サイトの長さにより、実際に資金化できるまでのはタイムラグが発生することになります。

 

つまり売上が上がっていても、実際に手元に現金となるには一定の期間が必要となるわけです。状況によっては、これが企業の資金繰りに悪影響を与えることもあります。

 

これを解決する手段のひとつが「ファクタリング」です。

 

ファクタリングは、未回収の売掛債権をファクタリング会社が買い取るサービスです。

 

売掛債権を買い取ってもらうことで、即座に売掛金を現金とすることができ、その現金を資金繰りに活用することができるのです。

 

2社間ファクタリングと3社間ファクタリング

 

ファクタリングには「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」があります。

 

その名の通り「2社(自社・ファクタリング会社)」で取り扱うか、「3社(自社・売掛先・ファクタリング会社)」で取り扱うかの違いです。

 

2社間ファクタリングの流れ

 

  1. 商品・サービスの販売で売掛債権が発生する
  2. 自社とファクタリング会社でファクタリング契約を締結する
  3. ファクタリング会社から自社に売掛債権買取金が支払われる
  4. 売掛期日に売掛先から自社に支払いが行われる
  5. 自社からファクタリング会社に売掛金額を支払う

 

3社間ファクタリングの流れ

 

  1. 商品・サービスの販売で売掛債権が発生する
  2. 自社・売掛先・ファクタリング会社でファクタリング契約を締結する
  3. ファクタリング会社から自社に売掛債権買取金が支払われる
  4. 売掛期日に売掛先からファクタリング会社に売掛代金の支払いが行われる

 

2社間ファクタリングではファクタリングの利用が売掛先に知られることはありません。

ただしその分、ファクタリング会社のリスクが大きくなりファクタリング手数料などが高くなっています。

 

ファクタリングの歴史

ファクタリングが誕生したのはイギリスと言われており、その後アメリカで広く利用されたことから世界的に普及していきました。

日本では1980年代から利用されはじめましたが、2005年頃までは非常に認知度が浅いままでした。

 

2005年に債権譲渡の対抗要件に関する民法の特例等に関する法律の一部改正が行われ、債権譲渡が法律上でも取り扱いできやすくなったことでで、広く普及していくことになります。

 

ファクタリングが普及していった背景には「黒字倒産」の増加という要因もありました。

 

売上が計上されていても、売掛債権の回収までのタイムラグから資金繰りの悪化、その結果、利益は上がっていても倒産に追い込まれる黒字倒産が増加していたのです。この問題を解決する手段として、ファクタリングが注目されるようになりました。

 

2016年からファクタリング分野に新規参入するベンチャー企業も多く登場しており、今後ともファクタリング分野の拡大に伴い、サービスの充実も期待できるのではないでしょうか。